鳳花のいた京劇の稽古場、科班(コオパン)を鳳花と共に見学に来た龍。
鳳花は世芳との立ち回りの中で、自身の過去を思い出していた。
鳳花の冷酷なまでに鋭い剣さばきに怯え切ってしまった世芳に、鳳花は役者の道を優しく諭す。
そんな鳳花を見て、龍はある決意を固める。
京劇役者鳳花と知り合い、京劇の魅力にとりつかれた龍は、日中友好のために京劇招聘に動く。
ていを起用したポスターを貼ったり、飛行機を使ってビラを配ったりと派手な宣伝活動をした。
この龍の行動を見た卓磨は、龍を呼び出し、押小路グループの幹部会議で決まったことを伝えるが…。
中国皇帝の秘宝が、各国の争いの種になってしまうと恐れた龍と鳳花の母・高瀬紅子こと趙紅華(チャオホンホア)は、その秘宝を隠してもらうため一磨に手渡した。
一磨が秘宝の在りかを知っていると聞いた鳳花は、押小路家を襲撃する。
しかし、一磨の答えは「すべて燃やしてしまった」だった。
脱獄した龍をかくまった後、家に戻ってきた小鈴の元に卓磨から電話が入り、突然、神戸の別荘に来るように言われる。
龍と一夜を過ごした後すぐに卓磨と会う気にはならなかった小鈴ではあったが、卓磨が龍の逃亡先を知っていることを知り、神戸の別荘に向かうことにするが…。
ある日、文龍は雪の中で瀕死状態の龍を発見した。
文龍の必死の看病のおかげで、すっかり回復した龍。
しかし、自分の名前以外、過去の記憶を失っていた。
自分が誰なのか分からない龍は、ボーッとしているかと思えば、突然「自分は前世では皇帝だった」と言い出したりして…。
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